点検・整備
点検・整備 マメな点検で小さな異常を発見!日頃の点検・早めの修理で、未然にトラブルを回避!結果的に、費用を安く抑えることにも繋がります。
毎日乗っている車も週末にしか乗らない車も消耗品のかたまりである自動車は
点検・整備が必要です。

整備責任者 生野 雅俊
マメな点検で小さな異常を発見でき、早めに修理しておけば大きな修理、部品交換などにならなくて済む場合があります。
結果的に、費用を安く抑えることも可能です。ちょっとおかしいなと思ったら、お気軽に石山自動車までお問合せください。
熟練のスタッフが点検・整備させていただきます。
日頃の点検でトラブルを未然に防ぎましょう!!
お車のことで困ったことがあったら気軽に連絡下さい。
こんな症状が出たら危険 です!!
『走行中に車のハンドルが取られる』
『タイヤが片すべりしてしまう』
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点検・整備の必要性と目安
ブレーキ・フルード ブレーキ・パッド ブレーキ・シュー ドライブ・シャフト・ダスト・ブーツ タイヤ
1.エンジンオイル
エンジン・オイルは、エンジン内部の摩擦部分の潤滑を行なってエンジンを滑らかに回転させ、更にエンジン内部で発生した不純物(鉄粉、燃えカス等)などを包み込みエンジン内部に傷がつくことや汚れることを防止しています。
≪交換の必要性≫
エンジン・オイルが古くなってくると、不純物(鉄粉、燃えカス等)を包み込む力が衰え、エンジン内部の摩擦部分への潤滑が充分に出来なくなります。
交換の目安
走行距離(5千キロ~1万キロ メーカー、車種により異なります)と、使用期間(1年)を勘案するとともに、整備士のアドバイスを参考にして交換しましょう。
交換を怠ると、
長期間交換しなかったエンジン・オイルは、不純物(鉄粉、燃えカス等)を包み込むことが出来なくなり、エンジン内部に汚れが蓄積します。
また、エンジン内部の摩擦部分に鉄粉などが直接当たり、傷を付けたり、潤滑不良による焼き付けを起こします。
最悪の場合
エンジンの調子が悪くなり、最悪の場合焼き付けを起こし、エンジンが停止してしまいます。
このようになるとエンジンを分解する必要があり、多大な出費につながります。
2.エンジン・オイル・フィルタ (オイル・エレメント)
エンジン・オイル・フィルタは、エンジン・オイルの中の大きな不純物(鉄粉、燃えカス等)をろ過し、エンジン・オイルをきれいにします。
≪交換の必要性≫
オイル・フィルタ(オイル・エレメント)は、使用を続けるうちにろ過した不純物(鉄粉、燃えカス等)が蓄積され、目詰まりを起こします。
交換の目安
走行距離(1万キロ~ メーカー、車種により異なります)と使用期間(1年)を勘案するとともに、整備士のアドバイスを参考にしてエンジン・オイルと併せて交換しましょう。
交換を怠ると、
オイル・フィルタを交換しないで、目詰まりを起こすと、エンジン・オイルはろ過されないままエンジン内を潤滑してしまう為、エンジン内部に損傷を与えてしまいます。
最悪の場合
エンジン・オイルの交換サイクルが短くなるばかりかエンジンの寿命を縮めてしまい、最悪の場合エンジンが掛からなくなります。
このようになるとエンジンを分解する必要があり、多大な出費につながります。
3.ベルト類 (パワー・ステアリング・ベルト、オルタネータ・ベルト、エアコン・ベルト、冷却ファンベルト)
エンジンに取り付けられている各ベルトは主に、パワー・ステアリング、オルタネータ(発電機)、エアコン、冷却ファンなどを働かせるためにエンジンからの動力を伝えています。
≪交換の必要性≫
各ベルトはゴムでできているため、使用しているうちに劣化し、ひび割れ、伸び等が発生して、エンジンルームからキュルキュルという音がしてきます。
交換の目安
定期点検時にひび我、伸び等異常があれば調整、交換が必要です。
交換を怠ると、
ひび割れ又は伸びている状態で使用し続けるとベルトが切れてしまいます。
オルタネータ・ベルトが切れてしまうと、バッテリが充電できなくなりバッテリ上がりを起こし、エンジンが始動できなくなります。
最悪の場合
冷却ファン・ベルトが切れるとオーバーヒートを起こします。
特に走行中パワー・ステリアリング・ベルトが切れると急にハンドルが重くなり、カーブ等を曲がれず事故を起こす危険があります。
4.タイミング・ベルト
エンジン構成部品の一つであるタイミング・ベルトは、エンジンの動力をクランクシャフトからカムシャフトに伝えているゴム製の歯付ベルトで、カムシャフトを回転させてインレットバルブやエキゾーストバルブ等を動かしています。
≪交換の必要性≫
タイミング・ベルトはゴムでできている為、使用しているうちに劣化し、ひび割れ、伸び等が発生してきます。
また、タイミング・ベルトは熱(オーバーヒート等)や水(車両冠水等)にさらされると急速に劣化が進みます。
交換の目安
走行距離(10万キロ)と使用状況を勘案するとともに、整備士のアドバイスを参考にして交換しましょう。
交換を怠ると、
ひび割れ又は伸びている状態で使用し続けるとベルトの歯が飛んでしまったり、ベルとが切れてしまいます。
その場合、クランクシャフトの回転とカムシャフト回転のタイミングがずれていまい、エンジンが不調になったり、カムシャフトに回転が伝わらなくなって、インレットバルブやエキゾーストバルブ等が動かなくなりエンジンが止まってしまいます。
最悪の場合
タイミング・ベルトが切れてしまうとエンジンは掛からなくなり、最悪の場合ピストンがバルブを突き上げて、エンジンを分解する作業等が必要になり多大な出費が必要になります。
5.llc(ロング・ライフ・クーラント) (エンジン冷却水)
llc(エンジン冷却水)はエンジン内部を循環し、エンジンで発生した熱を吸収してラジエータで放熱することにより、エンジンを冷却しています。
また、冬季の冷却水の凍結によるエンジンやラジエータの破損を防ぐとともに、腐食防止剤により錆や腐食を防止します。
≪交換の必要性≫
llc(エンジン冷却水)は長期間使用を続けると、腐食防止機能及び凍結防止性能が低下してきます。
交換の目安
使用年数(2年)と凍結温度を確認して交換しましょう。
交換を怠ると、
腐食防止機能が低下したまま使用し続けると、エンジン内やラジエータ内を腐食させ、錆などが冷却水の通路を詰まらせたり、腐食によりラジエータ等に穴が開き、冷却水漏れを起こす可能性があります。
最悪の場合
冷却水の通路が詰まったり、冷却水漏れを起こした場合、エンジンを冷却することが出来なくなり、オーバーヒートを起こし、最悪の場合エンジンを分解する必要があり、多大な出費につながります。
6.エア・クリーナ・エレメント
エンジンは精密構造の為、内部にホコリや異物が入ると重大な故障を招く可能性があります。
エア・クリーナ・エレメントはエンジンが吸入する空気中のチリやホコリ等をろ過しています。
≪交換の必要性≫
エア・クリーナ・エレメントは使用を続けているうちに、ろ過したチリやホコリが蓄積され、目詰まりを起こしてきます。
交換の目安
定期点検時に汚れ、破損を確認して異常があれば交換が必要です。
交換を怠ると、
目詰まりを起こし吸入空気量が不足すると、エンジンが力不足になったり、燃費の悪化の原因となるとともに、ディーゼル車では黒煙の排出量も多くなります。
最悪の場合
吸入空気量不足のまま使用を続けると、燃費が悪くなり二酸化炭素排出量の増大等環境への悪影響が大きくなり、また、エンジンの寿命をも縮めることにもなります。
7.ブレーキ・フルード
ブレーキ・ペダルを踏んだ力はブレーキ・フルード(液体)を介してブレーキ・キャリパやホイール・シリンダに伝えられ、ブレーキを作動させています。
≪交換の必要性≫
ブレーキ・フルードは使用しているとマスタ・シリンダのリザーバ・タンクから空気中の水分を自然に吸収し、劣化していきます。
交換の目安
使用年数を勘案して交換しましょう。
交換を怠ると、
ブレーキ・フルードが劣化したまま使用を続けると、ブレーキを多用したときにブレーキ・フルードが沸騰したような状態になり気泡が発生し、ブレーキ踏力が伝わりにくくなり、ブレーキの効きが悪くなります。
最悪の場合
ブレーキの効きが悪いと、本来回避できる事故も回避できなくなり、大変危険です。
事故を起こしてしまうと、整備費用が掛かるばかりでなく、他の人に迷惑を掛けることにもなります。
8.ブレーキ・パッド
ディスク・ブレーキはブレーキ・パッドで円盤状のディスク・ロータを挟み込むことによる摩擦力によって車を停止させています。
ブレーキ・パッドは摩擦材、ディスク・ロータは金属を使用しているので、ブレーキ・パッドの方が早く磨耗します。
≪交換の必要性≫
ブレーキ・パッドの摩擦材はブレーキを使用する度に、消しゴムのように少しづつ減っていき、使用限度になると、ブレーキからキーキー音がします。
交換の目安
定期点検時に残量を確認し少なければ交換が必要です。
交換を怠ると、
ブレーキ・パッドの摩擦材が磨耗して無くなってしまうと、ブレーキ・パッドの金属部分とディスク・ロータが直接接触して、ディスク・ロータに損傷を与えてしまいます。
また、ブレーキの効きも不安定になり、非常に危険です。
最悪の場合
ディスク・ロータが損傷すると、交換が必要になるばかりか、ディスク・キャリパにも損傷を与える可能性があり、その結果、制動力の低下による事故を引き起こす原因となります。
9.ブレーキ・シュー (ブレーキ・ライニング)
ドラム・ブレーキはブレーキ・ライニングをブレーキ・ドラムに押し付けることによる摩擦力によって車を停止させています。
ブレーキ・ライニングは摩擦材、ブレーキ・ドラムは金属を使用しているので、ブレーキ・ライニングの方が早く磨耗します。
≪交換の必要性≫
ブレーキ・ライニングはブレーキを使用する度に、消しゴムのように少しづつすり減っていきます。
交換の目安
定期点検時に残量を確認し少なければ交換が必要です。
交換を怠ると、
ブレーキ・ライニングのが磨耗して無くなってしまうと、ブレーキ・シューの金属部分とブレーキ・ドラムが直接接触して、ブレーキ・ドラムに損傷を与えてしまいます。
このような状態では、ブレーキの効きも不安定になり、非常に危険です。
最悪の場合
ブレーキ・ドラムが損傷すると、交換が必要になるばかりか、ホイール・シリンダにも損傷を与える可能性があり、その結果、制動力の低下による事故を引き起こす原因となります。
10.ドライブ・シャフト・ダスト・ブーツ
ドライブ・シャフトはトランスミッションやディファレンシャルからの動力をタイヤに伝える役目をしています。
ドライブ・シャフトのジョイント部には、回転を円滑にするためにベアリングが用いられており、これを潤滑するためにグリースが充填されています。
それらを路面等の異物(ホコリ、石、水等)から守るために、ドライブ・シャフト・ダスト・ブーツで包んで保護しています。
≪交換の必要性≫
ドライブ・シャフト・ダスト・ブーツはゴム製で、ハンドルを切ることにより伸縮を繰り返し、また路面等からの異物(ホコリ、石、水等)に常にさらされ劣化し、ひび割れ等が発生してきます。
交換の目安
定期点検時に亀裂、ひび割れやグリース漏れの有無を点検し、異常があれば交換しましょう。
交換を怠ると、
ひび割れ等が発生したまま使用し続けると、気付かないうちにドライブ・シャフト・ダスト・ブーツに亀裂が発生し、亀裂からグリース漏れ、また異物(ホコリ、石、水等)がドライブ・シャフトのジョイント部に入り、ベアリングに損傷を与えてしまいます。
最悪の場合
ドライブ・シャフトのジョイント(ベアリング)に異物(ホコリ、石、水等)が入るとベアリングを分解・整備したり、ドライブ・シャフトごと交換する必要があり、多大な出費につながります。
11.タイヤ
自動車の中でタイヤだけが直接路面と接していて、走行、かじ取り等多くの機能を持っています。
特に、タイヤの溝は雨天走行時等にタイヤと路面の間にある水をその溝から外へと排出し、タイヤと路面をしっかり接触させる働きがあります。
≪交換の必要性≫
タイヤは走行しているうちに磨耗します。
交換の目安
スリップサインがあらわれたら即交換が必要です。
(タイヤの残り溝が1.6mm以下の場合)また、偏磨耗やタイヤに大きな亀裂、損傷がある場合は、タイヤの溝の有無にかかわらず交換が必要です。
交換を怠ると、
タイヤの溝が少ない状態で、走行すると雨天時等は特にスリップしやすくなり、操縦安定性やブレーキの効きが悪くなり非常に危険です。
最悪の場合
タイヤの残り溝が1.6mm未満の場合、整備不良車になりますので、タイヤを交換しなくてはなりません。
また、スリップ等で事故を起こしてしまうと、整備費用が掛かるばかりでなく、他の人に迷惑を掛けることにもなります。